Ugetsu's impression

観た映画の感想を日記のように綴るブログ。ネタバレ注意だよ。

ダークシャドウ / Dark Shadows

ちっさい頃に観ていたはずの『ダークシャドウ

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今日観てみたらそんなにシーンとか覚えていなくて、ポスターの印象で勝手に、怪物というかそのようなものに家族が変化していくストーリーだと思い込んでいた…だってみんな肌が白すぎてね(笑)

監督もティム・バートン監督だし、なおさらね

 

さて、ここから本編の内容へ踏み込んでいきますよ。

まずダークファンタジーのような独特の色味の画面で夜、闇夜の描写はとても綺麗。その色味の中でジョニー・デップ演じるバーナバス・コリンズの白い肌が不気味に輝き、緊張感があります。

冒頭、バーナバス・コリンズの父が言った「家族だけが本当の財産」という言葉。この言葉は、バーナバスにとっては本当に大事にしていた言葉であるようにも思えました。自分も印象に残ってますし、そうだよなあ…と。

そしてアンジェリークと男女の関係みたいでしたが「好きと言ったら、それは嘘になる」と言ってさりげなく「嫌い」と別れ、本当に愛する人も見つけ、ここからは良くある展開ですが、フラれたアンジェリークは二人、いや、コリンズ家を呪い、それは2世紀経っても続くという…。

魔女って、もともとから魔女なんですかね?途中で魔女になれるものなのか。でも、バーナバスとアンジェリークが子供のとき、船に乗って別れるシーンに、アンジェリークの母のような人が居ましたが、あの人はフードを被っていかにも魔女って感じでもありましたが…wikiをみると黒魔術を覚えてなので生まれつき魔女という訳でも無いようですね…。黒魔術ってすごいや。

えー、そして、バーナバスが唯一愛した女性、ジョゼットさんはアンジェリークの呪いによって崖から身を投げてしまい、バーナバスも後を追うようにジョゼットと同じく身を投げましたが、傷一つ負わず、ヴァンパイアへと姿を変えました。ここのシーンは不思議とリアルで、ベチャッと地面に叩きつけられた感じが妙に不気味…。

内容はあくまで覚えてる範囲、ちゃんとさっき観ていましたがそこまでのネタバレブログというわけでもないので、本当に一個人がどう感じたかというのを書いているだけなので、はい^^

 

ここで登場人物に移ろうかな

全員濃いなという印象を受けましたが、世界観は統一してだったので、皆さん溶け込んでいました…!

まずは、この映画の主人公からいきましょう

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バーナバス・コリンズさん、演じたのはジョニー・デップ

こんな雰囲気の映画はもうジョニデ、っていう感じもしますね。『シザーハンズ』とか『アリスインワンダーランド』とか…。おなじみの…っていう感じね。

今作もはまり役のようで、いつも見ない髪型で興奮しました。好青年のような雰囲気。冒頭の回想シーンのね。

2世紀前の人物なので、お茶目な感じが映えて愛らしいところもありますが、一応ヴァンパイアなので、殺しの描写は付き物。栄養?である血を求める為に罪のないと書いてしまうと犯罪者呼ばわりをしているようでいられませんが、殺害していきます。ここはダークファンタジーですよね。裏の顔のようなものを見ているようでした。

 

続きまして、魔女へと変貌した彼女へ

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アンジェリーク・ブシャールさん、演じるのはエヴァ・グリーン

いやぁ、怖い。表情が凄い。以上です。彼女が出演している他の映画を観たことがないのであまりつっこんだことは言えませんが、インパクトのある女性でした。日本で言う菜々緒さんのような感じ…。多分。

 

あとはサクサクと、

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ヴィクトリア・ウィンターズ、ジョゼット・ディプレさんを演じたベラ・ヒースコート

綺麗な人でした。人形のような感じで、でも悲劇のヒロインのような。壮絶な過去を持ってて、ツラかった…。

ジョゼットが生まれ変わって、ヴィクトリアになったのか、どちらにせよ本当にツラいですぜ

 

本当にここからはサクサクと、1972年に生きるコリンズ家の皆さんへと…。

 

エリザベス・コリンズ・ストッダードを演じる、ミシェル・ファイファー

どこかで見たことのある人だなあと思いながら『ヘアスプレー』のあの嫌な女やってた人や!と。でも、今作ではかっこよくて、女の人が銃を持って戦う姿は本当にかっこいいですよね!

 

エリザベスの長女、キャロリン。思春期真っ盛りでした、はい。でもまさかの狼人間。これもアンジェリークの呪いの一つで、キャロリンが赤子のときに狼男?に噛ませたようです。めちゃめちゃ根に持った、ネチネチとした性格やなと、アンジェリークさんは…。でも狼人間に変化したキャロリンもカッコよかった。

この映画って、女性同士の戦いも見どころというか、そんな気もしました。

 

次は博士、ジュリア・ホフマン博士。女優はヘレナ・ボナム=カーター。

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この人も、独創的な映画によく出演されていますよね。ジョニデとも良く共演している気がします。そして互いに存在感が強い…。今作も髪色からメイクから、コリンズ家に何のために居たのかは忘れましたが、欲が出ちゃって殺され、海に沈められちゃいましたが、あのラストだとヴァンパイアになったんでしょうね…。続きそうで続かなそうな感じ。でも続編が無いということはつづかないのでしょう。原作を知らないので、あれがラストなんですかね。

 

次は、エリザベスの弟さん

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女好きそうな感じ。ヴィクトリア好きそうだった。やめてほしかった。

初登場シーンがこのシーンだったはずなんですけど『シャイニング』のジャックに似てんなと思ってしまった。なんでなんだろう。服装とか髪型が似てるんですかね。個人的にはそんな風に。

 

そんなクズ男の息子、デイヴィッド・コリンズ君。

亡くなったという母親の姿が見えると、周りからは良く思われてなかったですけど、それは本当で、デイヴィッドの母は最後、襲ってきたアンジェリークを吹き飛ばし瀕死にさせました。登場のときの形相は迫力があった…。人を呪わば穴二つってこのことっすね。

 

あとは、屋敷につかう従事さん達。飲んだくれのウィリー。バーナバスの催眠でしっかり者のような感じに。ミセス・ジョンソン、めちゃめちゃゴロというか言いやすい。でもしゃべらんかった。

バーナバスが自分に合う良い寝床を探る中、邪魔をしているようでもありましたが、ミセス・ジョンソンは鈍感なのか、おばさま特有の気付かない感じで、ミセス・ジョンソンが出るシーンはコミカルでした。

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コミカルでダークな映画でした。

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バーナバスだけが知っていた、屋敷の秘密部屋。あれって毎回狼の遠吠えが鳴くのは面倒そう。クズ男のロジャーにバレそうにもなってたし。よりによっての…。

一度吹き替えで見ていましたが、字幕でちょっと見てみたら、アンジェリークがコリンズ家に訪れ、キャロリンと会った時「クリーチャー」と言っていたのが聞こえて、ここでキャロリンが狼人間ということを示唆しているようでした。まあ実際そんな事言われたら、相手を罵っている感じなのでもあるのかも…。